2000年国勢調査ホットライン集計
国勢調査2000「ホットライン」電話受付件数
|
合 計
|
関西センター
|
東京センター
|
女
|
男
|
1995年調査
|
1990年調査
|
9月23日 |
祝
|
-----
|
----
|
----
|
---
|
---
|
103 |
150 |
24
|
日
|
----
|
----
|
----
|
---
|
---
|
36 |
44 |
25
|
月
|
12 |
----
|
12 |
9 |
3 |
55 |
70 |
26
|
火
|
62 |
----
|
62 |
47 |
15 |
45 |
97 |
27
|
水
|
170 |
109 |
61 |
39 |
22 |
58 |
70 |
28
|
木
|
189 |
74 |
115 |
88 |
27 |
68 |
86 |
29
|
金
|
224 |
103 |
121 |
90 |
31 |
141 |
72 |
30
|
土
|
202 |
121 |
81 |
63 |
18 |
131 |
119 |
10月1日 |
日
|
119 |
66 |
53 |
37 |
16 |
129 |
150 |
2
|
月
|
174 |
85 |
89 |
70 |
19 |
119 |
107 |
3
|
火
|
211 |
99 |
112 |
94 |
18 |
65 |
61 |
4
|
水
|
142 |
52 |
90 |
77 |
13 |
59 |
57 |
5
|
木
|
120 |
56 |
64 |
50 |
14 |
29 |
37 |
6
|
金
|
82 |
28 |
54 |
37 |
17 |
37 |
23 |
7
|
土
|
48 |
----
|
48 |
26 |
22 |
13 |
34 |
8
|
日
|
51 |
----
|
51 |
33 |
18 |
14 |
----
|
9
|
祝
|
75 |
----
|
75 |
57 |
18 |
----
|
----
|
|
|
1,881 |
793 |
1,088 |
817 |
271 |
1048 |
1177 |
2000年
|
1995年
|
1990年
|
女性75,1%
|
女性74,3%
|
女性71,5%
|
男性24,0%
|
男性25,7%
|
男性28,5%
|
※90/95年の9月23日分はそれ以前の日の受付を合算しています。
※東西センター以外に電話相談を実施した地域が10カ所以上あります。報告があった段階で順次追加したいと考えています。
国勢調査ホットライン項目別集計表
(東京センターのみ)
|
2000年
|
1995年
|
備 考
|
調査員が顔見知り
(近所の人・町会の役員・管理人など) |
420 |
275 |
●顔見知りだからイヤとの電話が圧倒的だが、逆に知らない調査員はイヤとの声も潜在的にはかなりある。しかし問題事例となったのはこのケース。
●はじめてのシール方式だったが、開けやすい、信用出来ないとの声が多数寄せられた。
●調査員がシールを開けた事例も多く国、自治体がシールの配布をミスしたり、使用抑制の指示をしていた悪質な例も見られた。
●顔見知りの調査員との関係を悪くしたくないので、封入も拒否も出来ずに悩んでいる人からの電話が目立った。
●調査方法に対する改善案を示す方も多く、単なる反発ではなく、前向きな意見が寄せられているのが今年の特徴 |
調査員に渡したくない
(役所へ持参・郵送したい) |
183 |
139 |
調査方法を改めるべき |
168 |
108 |
密封できるか |
33 |
52 |
密封しにくい |
53 |
58 |
密封を開けられないか |
95 |
85 |
密封を開封された |
56 |
15 |
合計数
割合(%) |
1008
53,5% |
732
63,0% |
調査項目が問題だ
(多すぎる・問題のある項目) |
258 |
42 |
●国による説明責任がない。なぜ調査するのか、調査結果がどう活用されたのか明確な説明がないので、調査項目への批判が出ている |
割合(%) |
13,7% |
3,6% |
全部拒否できるか |
159 |
115 |
●拒否したいが罰則はあるのかとの質問
●拒否の意志を明確にする人が増えている。
●調査員が罰則規定があると強要する訴えもあった |
一部拒否できるか |
114 |
79 |
合計数
割合(%) |
273
14,5% |
194
16,7% |
ウソを書けるか |
30 |
36 |
実際は虚偽記載は多いと思われる |
その他 |
315 |
158 |
●調査員からの電話が急増、訪問しても不在、拒否との訴え。自分も調査に疑問感じる。もうやりたいくない。
●運動への賛同、協力の申し出 |
合 計
|
1884 |
1162 |
|
<1995年の相談例>
・プライバシーが守られていない
・書きたくない項目がある
・記入した情報の行方へ?
・調査員が顔見知りで困っている
・なんのための調査?
・調査のやり方を改めるべきだ
<1995年度相談内容の集計>
相談内容(複数回答有)
|
合計
|
調査員が顔見知りだ
|
275
|
調査項目が多すぎる
|
42
|
全部拒否できるか
|
115
|
一部拒否できるか
|
79
|
密封できるか
|
52
|
密封がやりにくい
|
58
|
密封をあけられないか
|
85
|
調査方法を改めるべきだ
|
108
|
ウソを書けるか
|
36
|
罰則はあるか
|
55
|
郵送・持参ができるか
|
139
|
密封を開封された
|
15
|
その他
|
103
|
合計
|
1162
|
ホットラインの事例紹介
東京でのホットラインで受けた1088本から特徴的な事例を紹介します。なお、この抜き書きはまだ作業の途中です。
<調査項目が問題だ>
●書いた後、ストレスが高まっている
●学歴の箇所は書きにくい。
●夫が外国人、「こんなプライバシーに踏み込んだ調査!」と怒って調査票を破いてしまった。
●学歴欄はおかしい。
●仕事もウソを書いた。ウソを書くような調査のどこに意味があるのか。
●学歴は年をとるほどプライドを傷つけられる。ウソを書けと言われているようなもの。
●まじめに書かない。正しい統計ではない。
<調査および調査員について>
●町内会で中を調べるため、シールをしてもらうのは困ると言われた。
●シールを貼って出したのに中身を質問された。「よく知らないでシールを貼る人がいるので」とのことだった。
●調査員がアパート全員の調査票を大家に預けた。回収の際、シールを貼っていたものに大家が名前を書かせた。
●シールを開けておいかと言われ、開封された。
●調査員に目の前でシールを開けられた。
●シールをしたら「役場から人が来ますよ。困ったことになりますよ」と言われた。
●調査員は男性なのに配布・回収は嫁が行っていた。
●「住居」の項目が最初から書き込んであった。
●「この地区でシールを使うのはあんたのところくらいか」「どんな秘密があるか知らないが」と言われた。
●目の前で破って調査票を出し、外の用紙を捨ててくださいと言われた。
●9月27日なのに回収というのはおかしい。
●白紙で出した。書いてくださいと言われ、書けないと言ったら、私が書きますから言ってください、と言って目の前でやられた。
●「放送局」と呼ばれている女性がやっている。
●調査員には渡したくない。子どもが同じ学校。
●調査員はお向かいの人、永年住んでいるが筒抜け。
●調査員は高齢でよく分かっていない方。年齢制限すべきだ。
●調査員は同じアパートに住んでいる。子どもも同級生で、噂が大好きな人
●調査員が宗教関係の人。
●シールはなかった。中身を読み上げられた。
●調査員には渡したくない。
●回収時に不在になるのでドアのノブにビニール袋を入れて下げておけと言われ、外出から戻ったらなくなっていたが、調査員も受け取っていないとのことで、誰かに悪用されたら恐い。
●回収は別の人が来たけれどいいのか。
●「シールを貼って出す」と言ったが「やましいことがなければ貼る必要はない」と言われた。
●調査員が会社まで来た。
●シールをよこさないので、問いただすとしぶしぶ出してきた。
●シールを剥がし、記入を強要された
●配偶者の項目の記入漏れについて、調査員が自分で記入した。
●集合住宅に住んでいるが、不動産屋(管理人)に預けてほしいと書いてあった。
●収入はどうされているのですか、と聞かれた
●本当に必要なことだけ聞くべきだ。妻に妊娠回数を聞いていた。
●調査員はお隣の人。「シールを貼らないでください」と言われ、はがされた。
●朝6時半に来て、ドアを叩き、チャイムを鳴らした。迷惑だ
●5年前も同じ人。噂を流す人。
●調査員が「○○さんはテープを貼って迷惑」と言っている声が聞こえてきた。
●しつこい。電話のほか、1日に2回メモが入っている。ストーカー状態。「出していないのはあなただけ」「一人暮らしだから5分もかからないだろう」
●密封して出したら、人がいる所で大きな声で表に名前を書いて、と言われた
●寝込んでいるところへ入り込んできた。
●調査員に先に名乗って欲しい。
●前回、近所に言い触らされた。
●ヒマでスピーカーばかり。
●メモをドアの上に貼って犯罪者扱い。
●死にたい。近所の調査員なので。
●ケアハウスの施設長が書いた。
●電話番号公開していないのに調査員がかけてきた。
<調査員からの訴え>
●隣人の友好関係を崩壊させる。
●労力をすごく費やす。体調を崩すのは当然。
●今度は絶対に受けないと回りの人は言っている。
●とにかく大変だから二度と受けない。
●自分は町内会で責任があるので仕方なくやっている。
●自分も夜の10時半にピンポーンと来た人には答えない。
●手渡しがともかく大変。
●ポストに入れておいてもゴミにして出されている。
●方法を根本的に変えないと心から思っている。
●調査員としていつも役所の職員とけんかしている。涙がでるほどの思いをしているので知って欲しい。
●防犯ブザーを配布されるが、鳴らしても誰も来ないところを担当。
●自分のマンションの住民を調べるのはいやだ。その場でチェックせよというのだからチェックしているだけ、二度とやるか。
●調査員の連絡先に自分の電話番号を書きたくない。
●悪徳商法とまちがわれた。
●国勢調査が行われるたびに、確実に地域の人間関係が損なわれていく。
●私もウソを書いた。ウソを書くような調査のどこに意味があるのか。
●ここで暮らせなくなるかもしれない。恨まれてしまっている。
<シールは役に立たない>
●シールがなかった。
●シールについての説明がなかった。
●調査員が隣の人なので、シールを貼ることもできない。
●シールを貼っても調査員が開けて点検してしまう。
●シールではなく、ちゃんとした対応をすべき。
●シールははがれやすい。無意味だ。
●シールをしてもいいとは書いてあるが、全員がしなければ意味がない。
●一度剥がしてから張り直してもわからない。
<改革への提案>
●協力はしたいが、もっと本当のことを書いてもらいたければ、調査方法を改善すべき。
●「聞き取り調査」は問題だからやめるべきだ。
●調査員だけでなく、指導員についても居住地域からはずしてほしい。
●苦情欄を設けたらよい。
●郵送回収方式にすべきだ。
●「封入」したことがわかるような対策をとるべき。「剥がしたら痕跡が分かる方法」「調査票そのもの封入したチェック項目を設ける」
●調査員は公務員のみ。
●最低限、顔見知りの調査員配置は避けてほしい。
|